
予防接種
予防接種
当院では、主に成人の皆さまを対象とした各種ワクチン接種を行っております。
ワクチンは感染症の予防だけでなく、重症化や後遺症を防ぐためにも大きな役割を果たします。ご自身の健康を守るとともに、大切なご家族や社会全体の感染予防にもつながります。定期的な抗体確認や、年齢・生活環境に応じたワクチンの見直しをおすすめしています。
以下のワクチンはすべて予約制となっております。
在庫状況や接種料金、スケジュールなどの詳細は、お電話または受付にてお気軽にご相談ください。
風疹は、発熱や発疹を引き起こすウイルス感染症で、妊婦が感染すると胎児に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、特に妊娠を考えている女性にとって重要です。風疹ワクチンは、風疹ウイルスに対する免疫をつけ、感染予防を図ります。
風疹ワクチン(単独) | 6,600円(税込) |
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麻しん・風疹混合ワクチン(MRワクチン) | 10,000円(税込) |
風疹は成人男性にも感染しやすいため、成人男性にも接種が推奨されています。また、妊婦の妊娠前に風疹の免疫を確認し、必要に応じて予防接種を受けることが大切です。
水痘(水ぼうそう)は一度感染すると終生免疫が得られるとされていますが、未感染の成人がかかると重症化しやすく、肺炎などの合併症を引き起こす可能性があります。
抗体が確認できない方や接触機会の多い方には、2回のワクチン接種が勧められます。
水痘ワクチン | 7,700円(税込) |
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おたふく風邪は成人での感染によって、睾丸炎、卵巣炎、不妊、難聴などの合併症が報告されています。
抗体を保有していない成人の方や、子どもの周囲で過ごす機会が多い方は、予防接種をおすすめします。1回または2回の接種が基本です。
ジフテリア、破傷風、百日咳は、いずれも細菌性の感染症で、特に未接種の成人や高齢者が感染すると重症化するリスクが高いです。このワクチンは、これら3つの疾患に対する免疫を提供します。
成人では、10年に1回の追加接種が推奨されています。特に、出産後や免疫力が低下している場合に重要な予防接種です。
小児では定期接種されているヒブワクチンですが、成人でも脾臓を摘出された方や免疫不全状態の方には接種が強く勧められます。
Hibは髄膜炎や敗血症などの重症感染症を引き起こすことがあり、感染リスクの高い方の重症化予防に役立ちます。
肺炎球菌は、肺炎、髄膜炎、血流感染など、重篤な感染症を引き起こす細菌で、特に高齢者や免疫力が低下している人々にリスクがあります。肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による重篤な疾患を予防するために有効です。
肺炎球菌ワクチン | 8,800円(税込) |
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初回接種後、5年ごとの追加接種が推奨される場合があります。高齢者や慢性疾患を持つ方に特に推奨される予防接種です。
帯状疱疹は、過去に水痘(風疹)に感染したことがある人々に発症する可能性があるウイルス感染症です。高齢者に多く見られ、神経痛や皮膚に痛みを伴う発疹を引き起こします。帯状疱疹ワクチンは、帯状疱疹の発症を予防し、症状を軽減します。
帯状疱疹ワクチン(シングリックス) | 22,000円(税込) |
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2回接種が必要で、初回接種から2~6ヶ月後に2回目を接種します。
特に50歳以上の成人に推奨されており、帯状疱疹の痛みや後遺症を軽減するための重要な予防策です。
日本脳炎は、ウイルスを媒介する蚊に刺されることで感染し、まれに脳炎を引き起こすことがあります。国内でも西日本を中心に発症例があり、特に農村部への渡航予定のある方や、接種歴が不明な成人には再接種が推奨されます。
成人の接種は任意となりますが、必要に応じて抗体検査も行えます。
B型肝炎ウイルスは、肝臓に感染し、慢性化すると肝硬変や肝臓癌の原因となります。特に、血液を介して感染するため、医療従事者や薬物使用者、性行為による感染リスクが高い人々に接種が推奨されます。
B型肝炎ワクチン(3回接種) | 5,500円(税込) |
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初回接種から1ヶ月後に2回目、6ヶ月後に3回目の接種が必要です。
肝炎ウイルスの感染を防ぐためには、初回接種とその後の接種スケジュールを守ることが重要です。
インフルエンザは、毎年冬季に流行するウイルス性の呼吸器疾患で、特に高齢者や基礎疾患を持つ方々にとっては重症化するリスクが高い病気です。インフルエンザワクチンは、流行するインフルエンザウイルスに対する免疫をつけ、発症を予防します。
成人 | 4,000円(税込) |
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ワクチンは1回の接種で効果があり、1シーズンに1回の接種が推奨されます。特に、インフルエンザが流行する前に早めに接種することが大切です。
新型コロナウイルス感染症は、重症化や後遺症のリスクがあり、基礎疾患や高齢者にとっては特に注意が必要です。
厚生労働省の指針に基づき、最新のワクチン(オミクロン株対応など)への接種が行われています。詳細なスケジュールや対象者は都度更新されるため、当院までお気軽にお問い合わせください
子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することによって引き起こされるがんで、女性にとって重大な疾患です。子宮頸がんワクチンは、HPVに対する免疫を提供し、子宮頸がんの予防に有効です。
子宮頸がんワクチン(シルガード) | 1回目 | 30,000円(税込) |
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2回目および3回目 | 28,000円(税込) |
通常、3回の接種が必要で、1ヶ月おきに接種します。
女性が子宮頸がんを予防するために重要なワクチンです。特に、若い女性に接種が推奨されます。
破傷風菌は土壌やサビた釘などから体内に侵入し、重篤なけいれん発作を起こすことがあります。予防にはトキソイド(無毒化した毒素)による接種が有効で、10年ごとの追加接種が必要です。
けがや災害時の接種にも対応しています。
破傷風トキソイド | 3,300円(税込) |
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髄膜炎菌による感染は発症から短時間で重篤化することがあり、致死率の高い感染症の一つです。海外渡航や寮生活、大学入学・留学時に接種が推奨される場合があります。
日本ではまだ接種率が低いものの、必要性のある方は事前に準備されることをおすすめします。
RSウイルスは、乳幼児だけでなく高齢者にも肺炎などの重症化をもたらすことがあります。2023年に成人用ワクチンが承認され、呼吸器疾患をお持ちの方や高齢者施設に入所予定の方に接種が推奨されるようになりました。
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